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zoom RSS 強風、『嵐が丘』

<<   作成日時 : 2008/01/25 01:08   >>

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こうまで風が強いと自転車こぐのもつらいし、大学に行くのも億劫になる。
エミリ・ブロンテの『嵐が丘』を読み終えた。日本語で読んだことはあるものの、英語で読むのは初めて。方言なんかはやっぱりわかりにくかったし大変だった。いまだにシャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』とどっちが好きなのか自分でもわからない。『嵐が丘』は難解。でも、読んでると、深いところに引きずられそうになってくる気がする。読み終わるとなぜか安堵する。完全に理解できなくても、なにか心に残るものがある。
私は文学の難しいことはまったくわからないけど、やっぱりすごい作品なんだな、と思う。以下の引用は、私の好きな表現。

“Nelly, I am Heathcliff−he’s always, always in my mind−not as a pleasure, anymore than I am always a pleasure to myself −but, as my own being−so, don’t talk of our separation again−it is impracticable; and−”(Bronte,1995:82)
「ネリー、あたしがヒースクリフなの―あたしがあたし自身にとって必ずしも喜びを与えるものではないけれど―あたし自身の存在として―彼はいつだってあたしの心のなかにいるの―だから二度とあたしたちが離れ離れになるなんていわないで―そんなこと起こりっこないんだから。」(ブロンテ、1996:130)

“And that wind sounding in the firs by the lattice. Do let me feel it−it comes straight down the moor−do let me have one breath!” (Bronte, 1995:123)
「そして格子窓のそばの樅の木にざわめいているあの風。あたしにそれを感じさせて―荒野をまっすぐに吹き降りてくるのよ―あたしに一息吸わせて!」(ブロンテ、1996:198)

“I lingered round them, under that benign sky; watched the moths fluttering among the heath, and hare-bells; listened to the soft wind breathing through the grass; and wondered how any one could ever imagine unquiet slumbers, for the sleepers in that quiet earth.(Bronte,1995:334)
「ぼくはあの慈悲深い空の下、墓石の間を去りがてに歩きまわり、ヒースやイトシャジンをめぐってひらひらと舞う蛾を見守り、草陰に吹くそよ風に耳を傾けた。そしていったいどうしたら人はあの静かな大地に眠る人々に静かでない眠りを想像することができるのだろうかと思うのであった。」(ブロンテ、1996:545)


エミリ・ブロンテ、中岡洋、芦澤久江訳、『嵐が丘』、1996、みすず書房
Emily Bronte, Wuthering Heights, England, PENGUIN CLASSICS, 1995

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